本:「世界征服」は可能か?
ばかばかしいことをまじめに考えてみるのは意外とおもしろい。前田建設ファンタジー営業部なんかもよい例。
そうしたテーマとして、世界征服はおもしろいネタだし、私自身も考えたことがある。一部の人には話したし、同期の前では発表したし、就職面接でも説明したことがある。
で、この本も当然気になって読んでみた。
岡田斗司夫らしく、過去のアニメや特撮ものに出てくる悪の組織を分析していくところはおもしろい。
「ヨミさま、おきてください!」のあげくに、ヨミが過労死してしまうあたりは個人的にはヒット。
ただ、中盤以降がおもしろくない。特に、結論がまるで夢がない! 最後は世界征服の話じゃなく、悪とは何だという話にすり替わってると思うのは気のせいか?
「ジャイアン+のび太くん型支配者」だとうまくいきそうな気がする。「オレのものはオレのもの、お前のものもオレのもの」であらゆるものを手中に入れつつ、「もー、しょうがないなあ、のび太くんは」と、何をしても許される支配者なんてどうだろう?
ああ、こうしてまた無駄な時間を・・・。
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